小売業の業績改善の方法
私は、日頃経営コンサルタントとして、多くの企業の経営支援を行っています。
その中でも、小売業と製造業の業績改善は、最も得意とする分野です。
今回は、経営コンサルティングの事例を踏まえて、小売業の業績改善の方法についてお伝えします。
1.粗利益率を高める
一昔前は、薄利多売でもそれなりに商売が成り立ちました。
今は、小売業はオーバーストア状態にあるため、薄利でも多売ができなくなっています。
限られたパイの中で、利益を確保するためには、しっかりと粗利益率を確保しなければなりません。
ある経営コンサルティングの事例では、アイテムミックスの内容を見直し、利幅の高い商品を重点的に販売することで、黒字化しました。
また、在庫管理を適切に行い、ロスをなくすことも大切です。
もちろん、ただ価格を上げるだけでは、顧客が離反してしまいます。
価格帯にあった店作りをする必要があります。
2.客単価を上げる
売上高=客数×客単価です。
小売業では、客数の方が実感しやすいためか、売上向上というと、客数アップに取り組もうとする方が多いです。
しかし、まず行うべきは、客単価のアップです。
客単価は、既存顧客からの評価です。
今来店してくださっている顧客を満足させられなければ、新規顧客を満足させることもできません。
あと一品買ってもらえる工夫をして、客単価を上げる仕掛けをしなければなりません。
3.ストアコンセプトを見直す
小売業を取り巻く環境の変化は、激しくなっています。
多様化する顧客ニーズに対応しようとしている内に、自分たちが何をしたいのかを見失ってしまうことがあります。
私が、小売業の経営コンサルティングを行うにあたって、真っ先にすることはストアコンセプトの確認です。
ストアコンセプトがブレていると、何をしても上手くいきません。
まずは、経営の軸をしっかりと立て直すことが、業績改善の第一歩です。
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