経営支援コンサルティングの手法

 

経営支援コンサルティングに必要な能力はいくつかあります。

経営コンサルタントによって、多少の違いはあると思いますが、私は以下の3つの能力を駆使して、経営支援コンサルティングを行っています。

・ヒアリング能力

・コーチング能力

・ティーチング能力

一般的な用語とは若干異なりますので、少し補足します。

ヒアリング能力とは、現状分析を行う力です。

経営者や従業員の方の話を聞くヒアリングはもちろんのこと、現場に入り込んで観察をしたり、データを分析したりすることも含まれます。

ヒアリング内容を元に、経営計画策定を行います。

策定したアクションプランを実行するための経営支援コンサルティングを行うためには、他の2つの能力が必要になります。

 

コーチング能力とは、経営支援先の潜在能力を引き出す力です。

ワークショプ主体の経営支援を行うのは、それが一番経営支援先の能力を引き出すことができるからです。

自分たちで自主的に考えて、自律的に動けるようになれば、現場が活気づき、経営スピードが上がります。

経営コンサルタントは、あくまで「井戸の掘り方を教える」べきであり、経営コンサルタントが、現場の仕事を奪うようなことがあってはなりません。

 

 

とはいえ、
事業再生 など予断を許さない状況などでは、一時的に経営コンサルタントが舵を取ることもあります。

また、まったくやり方が分からない相手には、やってみせたり、相手の言葉で伝えたりする必要があります。

これが、ティーチング能力です。

どこまでティーチングを行い、どこで手を離してコーチングに切り替えていくかは、経営コンサルタントの腕の見せ所です。

これからも経営支援先の方が、自主的に活躍し、業績が改善するように、経営支援コンサルティングの手法を組み合わせて、二人三脚で進んでいきます。