経営コンサルタントとして、「考える組織」を育成する経営支援を目指した経緯

経営コンサルタントとして独立する前は、大手の小売業に勤務していました。

会社員時代は、どちらかと言えば、組織の中で孤立した存在でした。

会社の業績が悪化していく中で、現場が危機感を持たず、いつかまた良い時代が戻ってくると考えていました。

新しい取り組みを提案しても、前例がないということで、却下されてしまいました。

そのような組織風土が嫌になり、転職をしました。

 

転職先は、業績好調の小売業でした。

しかし、そこでも現場は言われたことをこなす人が大半でした。

生産性は考えず、サービス残業も状態化していました。

効率化を良くしようと話しても、難しいことを言うよりも、手を動かせば良いという雰囲気でした。

このままではダメになるとの思いが強くなり、経営コンサルタントとして独立することを決意しました。

独立後は、「考える組織」を作る経営支援を目指して活動していきました。

組織のベクトルを合わせて、現場一人一人が考えて、自律的に動くことができれば、業績は飛躍的に改善します。

そう強く信じて、経営支援の提案をしていきました。

当初は、なかなか私の考え方に共感していただけませんでした。

業績が悪化すると、安易な答えを求める経営者の方が多数いらっしゃいました。

残念ながら、私の経営支援は、魔法ではありません。

経営者がリーダーシップを発揮し、現場が自律的に動かなければ、業績は改善しません。

そのことをお伝えしても、すぐに理解を得ることはできませんでした。

 

それでも、経営コラムで私の考えを発信し続ける内に、すこしずつ理解者が現れました。

直接ご依頼をいただいたり、金融機関の方からご紹介をいただいたりするようになりました。

実際の経営支援は、ワークショップを中心に進めていきます。

ワークショップを通じて、みなさんが「考える場」を提供します。

私がテーマ設定をして、課題を投げかけます。

それについて考えていただき、考える習慣をつけます。

ワークショップの最後には、明日から現場でできることを考えてもらいます。

これを繰り返していくことで、「考える組織」が育っていきます。

あなたの会社でも、「考える組織」の育成を始めませんか？

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