マーケティングの根底にあるべきもの-長野県での経営支援事例から
マーケティングとは、「売れる仕組み」を作ることです。
売れる仕組みとは、相手が思わず、「あっ、欲しい!」と思ってしまうような一連の仕掛けです。
ただし、「欲しい」と思わせることと、相手の「欲」を刺激することは異なります。
欲を刺激しても、相手は幸せになりません。
欲は刺激すればするほど、肥大していきます。
いつまでも満足せず、浪費を繰り返すようになってしまいます。
それでは、ビジネスとは言えません。
例えば、SNSが衰退するときには、お小遣い稼ぎたさに、人の欲を刺激しようとするプレイヤーが増えたときです。
自己中心的な人が増えると、ビジネスは崩壊します。
マーケティングの根底には、相手に対する愛情があります。
相手を楽しませたい、喜ばせたいという気持ちがなければ、本当の意味での「売れる仕組み」はできません。
小手先のマーケティング手法で相手の「欲」は刺激できますが、本当に「欲しい」と思わせることはできません。
相手のことを思って仕掛けるからこそ、win-winの関係を築くことができます。
長野県のスーパーマーケットや雑貨店といった小売業の経営支援先では、店長のおすすめコーナーを作成しています。
店長が、自分たちが自信を持っておすすめしたいものを集めて、関連陳列を行っています。
商品の選定基準は、「自分が食べておいしかったから、お客様にも食べてもらいたい。」、「この商品は本当に便利だから、お客様の困ったを解決できる」といった、顧客視点によるものです。
POPをつけて、おすすめ理由を書いて、接客でしっかりとポイントをお伝えしてといったコミュニケーションも取りました。
この取り組みは、お客様からの評価を得て、客単価アップにつながりました。
ただし、お客様は正直なもので、経営支援先が売らんかなで作成したときには、ほとんど商品が動きませんでした。
やはり、お客様を楽しませたい、喜ばせたいという気持ちが、マーケティングの根底には必要です。
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